イベント情報を読み込み中...

稲盛和夫氏の追悼文集には、氏の教えを受けて経営者として、そして一人の人間として「覚醒」した多くの方々の、深い感謝と決意が綴られています。
稲盛和夫氏の著作が「理念の原典」であるとすれば、追悼文集はそれを受け取った人々による「生きた実践知」のアーカイブです。
本ワークショップシリーズでは、私たちはこの追悼文集を通じて、稲盛経営哲学を他者の視点を借りて再発見し、自身の経営と人生に照らし返す学びの場を創出したいと考えています。さらに、稲盛和夫氏の「経営とは生き方である」という考え方をいかにして実践につなげるかを考える場としたいと思います。
追悼文集を用いる理由は以下の通りです。
1.理念の「実践知」の集約
追悼文集には、稲盛氏の哲学や実践を受け取り、自社の経営や経営者としての人生に活かそうとした人々の「受け取り側の実体験」が記されています。「稲盛経営哲学」が、現実にどのように作用したかという貴重な証言です。
2.受講生自身の「自己投影」を促す
追悼文集には、規模も業種も異なる経営者たちの経験が並びます。受講生は自分に近い立場や悩みを持つ人物の記述を通じて、「自分ならどうするか」と内省を促されます。多様な語り手がいることが、自己との対話のきっかけになります。
3.「感情」が伴った学び
稲盛和夫氏の著作は理知的な理解を促しますが、追悼文には驚き・感動・畏敬・感謝などの感情の動きが記されており、受講生の共感を喚起しやすく、内省的・体験的な学びにつながります。
4. 「他者の目で見た稲盛経営哲学」を通じて自分の経営に照らし直せる
稲盛和夫氏の著作は本人の視点ですが、追悼文は「受け取った人たちの解釈・葛藤・変容」の記録です。他者の目を通して稲盛哲学の「多様な意味」を探ることができ、自分自身の経営への翻訳作業を助けます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
概 要
-------------------------------------------------------------------------------------------------
日 時:2025年10月9日(木)18:30ー19:50
主 催:早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター「稲盛経営の現代的意味を考える研究会」
対象者:研究会会員限定(受講希望者は研究会への入会が必須)
申込締切:2025年9月30日
研究会未入会の方は会費請求書をお送りいたしますので、
10/7までに年会費(10,000円)のお振込みをお願いいたします。
テキスト:9月末までに配布予定
<当日>
・開催の時刻が近づきましたら、Peatixのご登録アカウントにログインし、本イベントの視聴ページにアクセスしてください。
・視聴ページにある「イベントに参加」ボタンをクリック(タップ)すると、Zoomが起動します。
・ダイアログの表示に従ってご参加ください。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
プログラム
-------------------------------------------------------------------------------------------------
第2回:経営者として、何を大切に生きるのか?
稲盛氏の人間力や姿勢を手がかりに、自らの経営者としての価値観と経営の軸を再確認します。
ファシリテータ:青山敦
(立命館大学テクノロジー・マネジメント研究科教授、
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター「稲盛経営の現代的意味を考える研究会」招聘研究員)
1.テーマの背景説明
本日の問いの提示(例:「経営者として、何を大切に生きるのか?」)、
読んできた追悼文のリストを再確認
2. 事前課題についての発表(受講生数名(3〜5名))
事前に指定または各自が選定した追悼文について、なぜその文章を選んだのか、
そこから何を学んだか、自社や自身にどうつながるか、各3〜4分で発表
3. 全体ディスカッション
講師がファシリテータとなり、発表された内容を手がかりに全体で議論、
「理念と現場のギャップ」「自分の経営の軸」などを掘り下げる
4.小グループによるディスカッション
学びを自社課題にどう活かすかまとめ、全体で共有。
5. 講師による全体を総括、次回テーマの提示
-------------------------------------------------------------------------------------------------
今後の予定(研究会会員限定)
時間:18:30ー19:50
-------------------------------------------------------------------------------------------------
第3回:経営理念を浸透・実践できるのか?(11月下旬~12月上旬)
第4回:経営者が自らを律するとは?(2月下旬~3月上旬)
第5回:人はどうすれば育つのか?(2026年度実施予定)
第6回:「数字」と「心」はどう両立するのか?(2026年度実施予定)
第7回:自分の経営に、何を遺せるか?(2026年度実施予定)
------------------------------------------------------------------------------------------------
稲盛経営の現代的意味を考える研究会 概要
https://inamori-next.com/
-------------------------------------------------------------------------------------------------
早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所は立命館大学稲盛経営哲学研究センターと協力して、稲盛経営哲学の体系化・普遍化・一般化の研究を進めてきましたが、その成果として、稲盛経営が、経営学のすべての分野を網羅し、かつ一体化して機能する経営学の新しい体系であることが明らかになりつつあります。
稲盛経営を未来志向で深化・発展させて多くの企業で実践されるようにするためには、学術的知見を経営者の皆さんに知って活かしていただくこと、実践からフィードバックを研究者の探求に活かすことが不可欠です。このサロンは、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センターのもとに設立して、そのような交流の場を提供します。
https://inamori-next.com/
ログインすると外部サイトで登録できます
CXO交流会カレンダーは、役員以上(CEO、CFO、COO、CTO、CMO、CHROなど)限定のサービスです。





