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Chief Circularity Officer (CCO) Leadership Program 2025 - 日本と台湾の交流を通じて国際的なサーキュラーエコノミーリーダーシップスキルを身につけるプログラム
サーキュラーエコノミーへの移行は「人」に依存しています。企業の内部で変革をリードできる人材への需要は、かつてないほど高まっています。企業は、資源の枯渇や重要原材料の確保という課題に直面しています。また、サプライチェーン全体に及ぶスコープ3への対応が求められ、グローバルなバリューチェーンにおけるレジリエンスと安定性を確保する必要があります。同時に、企業は新たな収益モデルの設計や、サステナビリティを通じたブランド価値の強化を模索しています。
一方で、サーキュラーエコノミーを単なる目標やスローガンで終わらせることなく具体的かつ経済的に持続可能なビジネスモデルとして実装していくためには、企業内において正しく循環経済の目的や実行戦略、指標マネジメントを理解し、パートナーシップ構築力も含めた実行力を備えた人材が不可欠です。ビジョンを具体的な競争力へと転換できるアプローチとリーダーシップが求められているのです。
そこで、今回、日本において企業・自治体・大学のサーキュラーエコノミー・サーキュラーシティ移行支援に携わってきたハーチ株式会社と、台湾において政府・グローバル企業らに対する豊富なサーキュラーエコノミーコンサルティング実績を有する REnato Lab は連携し、サーキュラーエコノミーに関する国際規格である ISO59000 シリーズの構成をベースに、より実際の循環型事業開発プロセスに沿う形に再構築した独自のカリキュラムに基づき、21日間でグローバルに通用するサーキュラー・リーダーシップについて学ぶ日台交流トレーニングプログラム「Chief Circularity Officer (CCO) Leadership Program 2025」を企画しました。

REnato Lab Wangさん(写真左)と、Ainingさん(写真右)|Photo by Hirohisa Kojima
本プログラムでは、企業におけるサーキュラーエコノミー牽引役として、新たに「CCO(Chief Circularity Officer/最高循環責任者)」という新たな役割像を提示します。CCOは、資源循環、製品ライフサイクル、サプライチェーン戦略、ビジネスモデルを再設計し、企業の新たな成長と競争力を創出するシステム的な視点を持つリーダーです。
CCO(Chief Circularity Officer)という役割の重要性とビジョンに共感いただける方、自社でサーキュラーエコノミーを推進するための戦略的なリーダーシップを身につけたい方、ISO54000シリーズに基づき、体系的なサーキュラーエコノミーへの移行戦略策定・循環型事業開発について学びたい方、日本と台湾の交流により国際的な視座からサーキュラーエコノミーの潮流を捉えたい方などは、ぜひ同プログラムにご参加ください。
※オプション・国際連携:また、プログラム終了後、オプションとして日本からの参加者は 2025年10月19日より台湾に渡航し、2025年10月20日〜23日に台北で開催される「アジア太平洋サーキュラーエコノミー・ラウンドテーブル & ホットスポット 2025 (APCER & Hotspot 2025)」 に参加します。台湾側の参加者との交流、変革に向けた国際連携の礎を築くことができます。
※プログラム終了後・《 Circular On-site 》 との連携: 《 Circular On-site 》 は REnato Lab が新たに立ち上げたプログラムで、「文脈適合(context-specific)」を原則としています。その核心は、各企業の固有の状況に合わせたサーキュラーエコノミー移行の道筋を設計する支援にあります。今回の CCO Leadership Program は Circular On-site と直接結びついており、プログラムの基盤を提供しています。希望者には Circular On-site を通じてプログラム終了後の実装と拡大を支えるサービスを提供可能です。
※ISO59000シリーズとは?:ISO 59000シリーズは、ISO(国際標準化機構)が策定を進めている循環経済に関する国際規格群。循環経済の基本概念や原則を整理し、組織が循環型のビジネスや政策を実装する際に共通言語や実践の枠組みを提供することを目的としている。現在、循環経済の概念と原則を示すISO 59004、循環型ビジネスモデルの実装を扱うISO 59010、進捗を測定するための指標を定めるISO 59020が発行されており、国際的な統一基準を通じて各国や企業が一貫性のある取り組みを進め、循環経済への移行を加速させることが期待されている。
プログラム名:Chief Circularity Officer (CCO) Leadership Program 2025
プログラム期間:2025年9月26日(金)~10月23日(木)
実施日時:
・Week0:9月26日(金)14:00-15:00(※アーカイブ視聴可能)
・Week1:10月1日(水)14:00-16:00
・Week2:10月9日(木)14:00-16:00
・Week3:10月16日(木)14:00-16:00
・Option:10月20日(月)〜23日(木)
参加人数:台湾(12名)+日本(12名)
実施会場(日本):
・Week0:オンライン(※申込者にリンクをお送りします)
・Week1〜3:ハーチ株式会社オフィス
住所:東京都中央区日本橋富沢町10-13 WORK EDITION NIHONBASHI 602
アクセス:東京メトロ・日比谷線「人形町」「小伝馬町」、都営新宿線「馬喰横山」各駅徒歩約5分、JR総武線「馬喰町」駅徒歩7分
(※会場は変更の可能性がありますので、確定し次第お知らせいたします)
参加費:
・Week0:無料(※アーカイブ視聴可能)
・Week1〜3:
・アーリーバード割(先着6名):90,000円(税込)
・一般:120,000円(税込)
・Circular Economy Hub 会員:上記より30%割引
※オプションとなる「Asia Pacific Circular Economy Roundtable & Hotspot 2025」への参加i費・航空券・宿泊費用などは含まれません。
参加者特典:
・本プログラムへの参加に先立ち、REnato Labが独自開発した自社のサーキュラーエコノミー移行状況を定量的に把握可能なサーベイの無料参加が可能。自社の現状把握・戦略策定のための基礎データとして活用可能。
・本プログラムに使用する学習教材へのアクセス
・本プログラム参加者限定コミュニティへの招待
・Circular Economy Hub のコミュニティ会員 slack招待(プログラム期間中限定/過去のCircular X アーカイブ動画など見放題)
使用言語:英語・日本語(オフィスでの講義は日本語。台湾参加者との交流時は英語で進行しますが、簡易通訳をしますので英語が苦手な方でも安心してご参加ください )
対象者:サーキュラーエコノミーを通じて競争力向上を目指す企業および意思決定者、専門家、次世代人材
主催:REnato Lab、Circular Economy Hub(ハーチ株式会社)
Week0:Introductory Seminar(イントロダクトリー・セミナー)
日時:9月26日(金)14:00-15:00
場所:オンライン
当日の流れ:
・本プログラムの説明
・CCO(Chief Circularity Officer)の役割の紹介
・ISO 59000シリーズの全体像の紹介
・ISO 59004 の6つの原則・5つの側面
・企業バリューチェーン全体におけるサーキュラーエコノミーの応用事例
・REnato Lab の CE フレームワークを紹介
・本プログラムの設計ロジックとなる5段階のトランジション・フレームワークの紹介
使用言語:日本語(質疑応答パートのみ一部英語・簡易翻訳/通訳あり)
参加費:本セミナーは無料にて参加可能です。本セミナー参加後にプログラム参加をご検討いただくことが可能です。
Week1:Understanding Organizational Drivers(組織のドライバーを理解する)
日時:10月1日(水)14:00-16:00
場所:ハイブリッド(東京現地+日台オンライン接続)
当日の流れ:
・レクチャー型ワークショップ(1.5 hour)
・日台交流・質疑応答フリーディスカッション(0.5 hour・英語/日本語・オンライン接続)
目標:動機形成と理解。自社の文脈に沿って「サーキュラーエコノミーに投資すべきか、なぜ投資すべきか」の明確化
内容:
・企業サステナビリティ競争力の4象限フレームワークを紹介。自社の立ち位置の把握
・6種類のビジネス・アーキタイプを解説し、動機の多様性に対する理解
・意思決定ツリー演習:自社の主要なアーキタイプを特定し、意味を考察
成果物
・Archetypes Decision Tree:体系的な自己診断ツール
・Driver Profile & Risk-Opportunity Map:各ドライバーに対してサーキュラーを進めた場合の機会と進めなかった場合のリスクを可視化
Week2:Making Circular Economy Measurable(サーキュラーエコノミーを測定可能にする)
日時:10月9日(木)14:00-16:00
場所:ハイブリッド(東京現地+日台オンライン接続)
当日の流れ:
・レクチャー型ワークショップ(1.5 hour・日本語)
・日台交流・質疑応答フリーディスカッション(0.5 hour・英語/日本語・オンライン接続)
目標:サーキュラーエコノミーの経営管理や情報開示に活用できる指標への転換
内容:
・ISO 59020 指標フレームワークの全体像を紹介
・7つの主要なインフロー/アウトフロー指標の理解
・リーディング指標とラギング指標の関係の解説
・Action-to-KPI Mapping 演習:企業の行動と指標の紐付け
成果物:
・Indicator Shortlist:7つの優先指標(数式と解釈を含む)。
・Action-to-Indicator Map:指標と具体的改善行動を結びつける。
・Data Gap Sheet(課後課題):各指標の分子/分母データの有無確認し、責任部門を割当てる。
Week3:Simulatiing a Circular Transition Pathway(サーキュラー移行のシナリオをシミュレーションする)
日時:10月16日(木)14:00-16:00
場所:ハイブリッド(現地+日台オンライン接続)
当日の流れ:
・レクチャー型ワークショップ(1.5 hour・日本語)
・日台交流・質疑応答フリーディスカッション(0.5 hour・英語/日本語・オンライン接続)
目標:5段階によるサーキュラーエコノミー移行を簡潔かつインタラクティブなシミュレーションで体験し、セッション0~2の学びを一貫した移行パスとして紐付ける
内容:
・傘メーカーをケーススタディとする移行プロセス全体をシミュレーション
・Scanning:外部プレッシャー(ESPR/DPP、ブランド要件、原材料価格変動など)分析、競争力4象限と6つのビジネスアーキタイプで企業の位置付け
・Framing:ISO 59004の6原則とバリューチェーンアプローチに沿って、ビジョン、ミッション、原則、測定可能な目標やKPIを設定
・Planning:ビジネスモデル設計を組み込みながら、3つの移行パスを探索・比較
・サーキュラーデザイン & 調達
・製品寿命延長(メンテナンス、再使用、リファービッシュ)
・製品からサービスへ(リース、サブスクリプション)
・Acting:優先行動をパイロットプロジェクトに落とし込み、複数企業が関与するエコシステム型パイロットを検討
・Reveal:各移行パスの下で規制当局、投資家、顧客、サプライチェーンパートナーに向けた移行ストーリーの外部発信を練習
成果物:
・サーキュラー移行チェックリスト(5ステージに基づく準備度評価)
・トランジション・ストーリーボード(ドライバー、原則、行動、ビジネスモデル、パイロット、開示ストーリーをまとめたブループリント)
Option:「Asia Pacific Circular Economy Roundtable & Hotspot 2025」への参加
日時:10/20(月)-23(木)※ 任意参加
場所:台湾・台北市
詳細:全3回のプログラムに加えて、希望者のみオプションとして10月21日〜23日にかけて台北にて開催される「Asia Pacific Circular Economy Roundtable & Hotspot 2025(アジア太平洋サーキュラーエコノミー・フォーラム&ホットスポット2025)」に参加し、本プログラムに参加する日本・台湾側の参加者同士の直接交流を実施するとともに、フォーラム参加を通じてさらに学びを深めます。
2016年より欧州各地で開催されてきた「Circular Economy Hotspot」のアジア初となる開催に合わせ、台湾環境部・経済部・農業部が循環台湾基金会(Circular Taiwan Network)と連携して開催する「アジア太平洋サーキュラーエコノミー・フォーラム(Asia Pacific Circular Economy Roundtable, APCER)」と一体化したフォーラム「Asia Pacific Circular Economy Roundtable & Hotspot 2025」が、2025年10月20日(月)から10月23日(木)にかけて、台北・松山文創園区にて開催されます。
本イベントは、公開討論・国際連携・政策実施を通して台湾の循環経済分野における成果を発信するとともに、欧州・アジア太平洋地域の産官学民のキーパーソンが集結し、循環経済政策、循環デザイン、循環型サプライチェーンの実現、循環型イノベーション、地域間協力などについて話し合う国際会議です。
・日程:2025年10月20日(月)~10月23日(木)
・会場:台北市 松山文創園区
・公式サイト:https://www.apcer.asia/apcer-hotspot-2025
・主催:台湾経済部・農業部、循環台湾基金会(Circular Taiwan Network)、Holland Circular Hotspot
※本フォーラムへの参加はオプションとなり、Peatix上の参加費用には含まれておりません。カンファレンスへの参加費用・現地への交通費・宿泊費などは各自支払いとなります。プログラム申込時に、オプションツアーへの参加希望可否をお伺いします。参加希望者の皆様には、個別にご連絡を差し上げます。
歐陽藹寧(Aining Ouyang)
REnato lab CEO
2016年にREnato labに参加し、企業の資源循環やカーボン削減の支援に尽力。2020年に発行された『電子・電気・家電産業向け循環型デザインガイドブック』および2023年の『製造業向け循環型経済ガイドブック』の主要著者の一人。キュレーターとしての専門性を活かし、循環経済やゼロウェイストに関する多数の展示企画を行ってきた。2021年には新北市ウィメンズアワードを受賞し、Tatler Asia により Generation T アワードにも選出。2023年には、企業が持続可能かつ循環型の実践を構築できるよう支援する新プログラム「Circular On-site」を立ち上げた。
加藤佑(Yu Kato)
ハーチ株式会社 代表取締役
2015年にハーチ株式会社を創業。社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」、循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」などのデジタルメディアを運営するほか、横浜の循環都市移行プラットフォーム「Circular Yokohama」など、企業・自治体・教育機関との連携によりサステナビリティ・循環経済推進に従事。2023年4月にB Corp認証取得。ニッコー株式会社社外取締役。大学院大学至善館 Circular Futures Design Centerセンター長。慶應義塾大学SFC研究所所員。東京大学教育学部卒。
・自社の循環経済移行に向けた戦略策定能力・実行力の向上
・台湾・日本を含む国際的サステナブルサプライチェーンへの対応力強化
・企業内における循環経済推進の役割・スキルモデルの構築
・日台間の交流による循環経済に関する国際的視野・経験の獲得
・循環経済の概念を実践に移すためのリーダーシップ・仲間の獲得
・自社の循環経済への移行に向けたロードマップ・戦略策定に取り組みたい方
・国際的な視座に立ち、自社の循環経済移行状況の現状を理解したい方
・ISO54000シリーズに基づく循環経済のトレーニングに関心をお持ちの方
・循環経済を通じた日本・台湾の国際交流・ナレッジシェアに興味がある方
・CCO(Chief Circularity Officer)というビジョン・職務に興味がある方
・その他、本プログラムに関心をお持ちの方であればどなたでも大歓迎です。
REnato labは、資源効率の向上に向けた最善のソリューションを探求する、先進的な研究開発チームです。私たちはサステナビリティの分野で活躍するリーダーやイノベーターと連携し、持続可能なライフスタイルへの移行を加速させることに貢献しています。資源をより効率的に使い、より良く生きる社会の実現を目指しています。
URL:https://renato-lab.com/en/
Circular Economy Hub(サーキュラーエコノミーハブ)は、ハーチ株式会社が運営する、循環経済専門のオンラインメディア・プラットフォーム。国内外の企業・自治体・大学・専門機関とのネットワークを活かし、循環経済に関する最新情報や事例、洞察、イベント・ワークショップなどを通じて循環経済への移行に取り組む企業や自治体を支援。2024年には自治体向け循環都市移行ガイド「サーキュラーシティ移行ガイド」を公表。
URL:https://cehub.jp/
“Publishing a Better Future”(よりよい未来を、みんなに届ける)をコンセプトに、サステナビリティ・循環経済をテーマとするデジタルメディアの運営、企業・自治体・大学との共創事業を展開。循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市における循環都市移行プラットフォーム「Circular Yokohama」などを展開。2024年には東京都にて「Circular Startup Tokyo」、2025年には京都市にて「Circular Business Design School Kyoto」を展開。2023年4月に B Corporation™ 認証を取得。
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